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以上で事例の報告は終わりますが、バス交通の改善ということは市民サービスの向上だけではなく、バス事業者にとっても経営改善の観点から大変重要であり、試算したところによると、横浜市の例ではバスの速度が1?q/h向上すると15億円の増収になるという結果も導かれました。また、マイカーが抑制され、都市環境の向上にもつながるということで本日のテーマの環境にやさしいということにもつながると思います。また、横浜市では最寄り駅まで15分の交通体系整備の他に、人にやさしいバスの一貫としてノンステップバスの導入に向けた走行実験も実施しています。8月下旬の約10日間に大阪中央交通が所有している養護施設の送迎用ノンステップバスを学校の夏休み期間中に借り上げ、横浜市内で走行実験を行い、市民にも試乗会等行い体験をしていただくなど、ノンステップバスの導入を来年度に向けて計画しています。本日のテーマにある人・まち・環境にやさしいバス交通の実現に向けその他にも低公害バスの導入や黒鉛の除去装置を現在運行する全てのバスに導入するというような事業も行っています。
今後とも人・まち・環境にやさしいバス交通の実現に向け、横浜市としても努力していきますのでご支援をお願いし、私の報告を終わらせていただきます。

 

 

 

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